コース撮影協力  東京よみうりカントリークラブ

ゴルフは誰でもうまくなる

90台のスコアだったわたしがゴルフのティーチングプロを志したのは、「具体的な目標を持って、正しい努力を続ければ必ず成果はでる。ゴルフがうまくならないのは、努力の方法がまちがっているのだ。自分のゴルフはもっとうまくなる」と確信したことからでした。

ティーチングプロを目指して以降、パープレーを経てプロ資格を取得するまで約2年の期間を要しました。それほど運動神経が抜群だとかセンスがよいというわけではありません。猛練習を積んだわけでもありません。ただ、ゴルフについて、スイングについては、徹底的に考え抜きました。

アベレージゴルファーは、「スコアが伸びないのはスイングが悪いから」と練習場でボールを打ち続けます。ナイスショットがではじめると、「わかった!」とコースに行きますが、よい結果はでません。そして、練習場へ戻り、「ああでもない、こうでもない」とスイングを考えて練習を続けます。

しかし、もっとゴルフをよく考え、整理してみると正しい方向が見えてきます。ゴルフがうまくならないのは、いろいろなスイング理論や情報に惑わされて、正しい努力の方法を見失ってしまっているからです。みなさんのゴルフは必ずもっとうまくなります。ゴルフの本質、スイングの本質をよく理解し、目標を設定して練習を続ければ、80台、70台のスコアも達成可能です。

ゴルフはレッスンプロでも、ツアープロでも、自分のからだの感覚や直感でスイングを説明することが多いのです。すべての人にベストなレッスンが存在しないのはこのことが大きな理由です。

わたしは、ゴルフを教えるプロたるもの、自分の生徒さんの成果に責任を持つべきであると考えています。生徒さんがうまくならなかったらそれは教える側の責任です。生徒さんの結果がでないのに、ティーチングの責任をとろうとしないのはプロとはいえません。

生徒のみなさんのゴルフがうまくなり、目標どおりのよいスコアでラウンドできるようになることが、なによりのわたしのよろこびです。ぜひ、みなさんの夢の実現のお手伝いをしたいとおもっています。

伊東昭年